天然のビタミンCは、ピーマン、みかん、パセリ、いちご、アセロラ、ブロッコリーなどに多く含まれますが、なかでも、自然界のビタミンの女王と呼ばれるのがバラ科の植物である刺梨です。100g中に含まれるビタミンCの量はアセロラの約2倍、レモンの27倍、いちごの約31倍、グレープフルーツの62倍で、しかも、効率よく体内に吸収させるために、天然の植物のなかで、含有比率が最も高いといわれています。ある実験によれば、合成ビタミンCと刺梨抽出の天然ビタミンCを550度で灰化した際、合成ビタミンCはほとんど残留物がなくなった(0.1%)のに対し、刺梨エキスは2〜4%と大きな違いが出ました。ビタミンEは化学名をトコフェロールといい、非常に強力な抗酸化作用をもち、ガン、心筋梗塞、脳卒中などの予防に効果が期待されるビタミンです。食品では、アーモンドなどのナッツ類、大豆、イワシ、たらこ、かぼちゃその他の緑黄色野菜に多く含まれます。不足すると酸化作用によって老化が進み、貧血、動脈硬化をはじめ、さまざまな病気の要因となります。生活習慣病の予防のためにも一日に100ミリグラム以上のビタミンEを摂るのが理想ですが、一般の食品ではなかなか摂りにくく、40歳を過ぎたらサプリメントで摂ることをおすすめします。ビタミンEは、Cと違って脂溶性ですが、過剰症の心配はありません。ただしこれはあくまでも「天然のもの」に限っていえることです。合成品は肝臓に合成化学物質として蓄積されるため、何らかの支障をきたす可能性があります。また、体内に入ってくるダイオキシンや合成食品添加物などと反応し、肝細胞などに複合毒性といった異変を起こす懸念もあります。ビタミンEは、市販のサラダ油などにも酸化防止剤として添加されているほどですが、その性質から考えても、合成のものより吸収率がよく、本来の力を十分に発揮する天然のもの、とくに良質の大豆からつくったものがいいでしょう。どんなによい効果効能をうたう健康補助食品も、たいていそのカプセルに食品添加物であるグリセリンを混ぜてつくっています。原料にグリセリンを使えば当然、手間がかからずコストも安くすみますが、それでは天然100%とはとてもいえません。同じビタミンEを選ぶなら、カプセルの継ぎ目に注目してください。良心的なメーカーなら、グリセリンを使わず、コラーゲン(板ゼラチン)100%で上下のカプセルをつくるでしょう。中身を入れてから、継ぎ目をのり状のコラーゲンでシールするので、ひと手間もふた手間もかかりますが、それこそが、健康に携わる企業の姿勢といえるのです。