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アパートを建てることが「安全な対策」

アパートを建てたために、資産価値は一億五四〇〇万円に、つまり四六〇〇万円目減りしてしまいました。そのうえ、建設資金として借り入れた一億円を返済したら、手元に残るのは五四〇〇万円です。すなわち、この五四〇〇万円が土地の値段です。更地なら一億円の価値がある土地に、一億円をかけてアパートを建てたために、土地の資産価値は約二分の一に目減りしてしまいます。しかも、ここで例にあげた六・五パーセントという表面利回りは、現在の市場でも人気のあるエリアのそれに該当します。

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地方であれば、一〇〜二〇パーセントほどになるはずです。仮に利回り10パーセントとして、売却可能価格は一億円です(一〇〇〇万円・一・一〇パーセント)。しかし一億円で売れたとしても、借入金一億円を返済すれば、土地の値段は「ゼロ」になってしまいます。現実には、一億円の土地に二億円、三億円という借入をして建物を建てるケースもめずらしくありません。このような場合、〈土地十建物〉を売却してもなお多額の債務が残り、別の資産を不足の返済金に充当するか、それができなければ破産も免れません。これでも、借入をしてアパートを建てることが「安全な対策」といえるでしょうか?