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リターナブルびんの激減

ガラスびんのカレット問題はリターナブルびんが激減したことである。リターナブルびん(リュースびん、リフィルびん、あるいは生きびんともいう)のワンウェイ化(ワンウェイびんへの切り替え)は八〇年代に入って進む一方、九〇年代中頃以降は缶やペットボトル、紙パックに市場を食われ、その生産量は減少の一途をたどってきた。「容リ法」がこうした事態に歯止めをかけ、リターナブルびんの復活を促すのではないかと大いに期待されたが、実際には法が定着すればするほどワンウェイ容器が増え、リターナブルびんが激減するという、皮肉な現象を呈している。この状況を清酒一・八リットル(一升)びんで見てみよう。一・八リットルびんの回収率(出荷本数に占める回収びんの本数)は八八年度には九一・二%を占めていて、九八・三%のビールびんとともにリターナブルびんの最優等生だった。ところが、このように回収率のずば抜けて高い清酒一・八リットルびんも、「容リ法」制定以前から減少傾向にある。その出荷数量を本数で見ると、一九九六年に三億五九四〇万本であったのが、四年後の二〇〇〇年には二億四四一〇万本へと、実に三二%もの減少となっている。これにより清酒容器に占めるシェアは、一九九八年に一・八リットルびんが四一・八%、中小びん一五・七%、紙容器三三・三%であったのが、二〇〇三年には一・八リットルびんのシェアは二六・五%まで落ちこみ、中小びんが一九・六%に微増、紙容器にいたっては四三・八%へと大幅に伸びるものと予測されている。